日月神示を読んではみたけど何が何だか判らないと云ふ人もゐるかもしれないが
日月神示にはかうある

地三十六
『分らんと申すのは神示読んでゐないしるしぞ』

つまり神示を本当によく読めば判る筈らしい

しかし中にはやっぱり判らないから誰かに聞いてみようと云ふ人もゐるかもしれないが
日月神示にはかうある

ウメ十
『もの聞くもよいが
聞かんでは判らん様では幽国(がいこく)身魂ぞ』

要はとにかく日月神示を読む事
さうして縁があるならば人に聞かずとも判る筈であると神示は云ふ

此れは少し不親切なやうに聞こえるかもしれないが
神示の核心に迫る上では仕方のない事である

社会的な事柄や科学的な事柄ならば客観的に証明出来るから人に聞くのも良いだらうが
道や神示や真理に関する限り(相手が真性の覚者でもない限り)は控えた方がよい

はっきり書いてしまへば道や神示や真理は客観的に証明し得ない
イエスが磔刑に処せられ
マイスター・エックハルトが異端尋問所に消えなければならなかった訳だ

換言するなら

黒鉄四‬
‪『道は自分で歩まねばならん』‬

自分の真理は自分で見つけねばならん
他人に聞いた真理は他人の真理であって貴方の真理では無い
他人に聞いて判ったつもりになる真理は真理ではない

だから一人で神示を探究しなければならないのだが…

危険性もある

縁のない者らは容易く神示を否定するが其れは人の勝手であるからどうでも良い

最悪なのは神示を肯定して
場合によっては狂信さへしてゐるかもしれないが
全く誤読してゐる場合

神示を読んで
表面的な部分的な
己の観念に合致する言葉にだけしがみついて判ったつもりになる事
自分の観念に合ふやうに日月神示を改変して利用する事

これはもう本当にどうしやうもない

だから日月神示にはかうある

ヒカリ八
『早のみ込み大怪我の元
じっくりと繰り返し繰り返し神示よめよ
神示 肚の肚に入れよ
神示が元ざぞ』

とにかくじっくりと繰り返し神示を読む事
二度や三度では読んだ内に入らん

夜明け十三
『神示 腹の腹底まで浸むまで読んで下されよ
神頼むぞ
・・・
取違へせん様に慢心せん様に生れ赤児の心で神示読めよ
神示いただけよ』

判ったつもりで読むと必ず取り違へるから
先入観なしに
固定観念や既成概念に支配されずに神示を丹念に読み込む事…


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