この帖も日月神示の全容を簡潔に示してゐると云へるかもしれない

地二
『今は闇の世であるから夜の明けたこと申しても、誰にも分らんなれど、
夜が明けたらなる程さうでありたかとビックリするなれど、
それでは間に合はんのざぞ、
それまでに心改めておいて下されよ、
この道信ずれは、すぐよくなると思うてゐる臣民もあるなれど、それは己の心のままぞ、
道に外れたものは誰れ彼れはないのざぞ』


闇夜(今世)しか知らねば夜明け以降(ミロクの世)の事は見当もつかぬだらう
ミロクの世になったならば判るけれども
それまでに心を改めねば間に合は無い

心を改めねばミロクの世へ辿り着けないのか
仮に辿り着けても生きていけないやうな印象を受ける

結局のところ重要なのは心の在り方一つであるから
神の道を信じればそれだけで何もかもよくなるなどと云ふことは有り得ない
神示を知らうと知るまいと
社会に適応できようとできまいと
いづれにしても心が道から外れてゐるならばどうにもならない


以上のやうに日月神示においては心の在り方が中心に置かれる
その他のことはすべて心の在り方の結果に過ぎないと云へるのかもしれない




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